top of page
検索
kawakami41

休眠から発芽へのタイミングを決める遺伝子の働きを発見

大学院博士後期課程の鄭李鵬さんは、生命科学科の吉竹悠宇志助教、吉本光希教授、理化学研究所の瀬尾光範チームリーダー、農研機構の杉本和彦博士との共同研究により、イネの穂発芽抑制に働く遺伝子(Sdr4: Seed dormancy 4)の機能をモデル植物のシロイヌナズナで解析してきました。鄭さんは、この遺伝子(SFL: Sdr Four Like)が休眠の獲得、および休眠性の低下の両方を促し、休眠から発芽へのタイミングの決定に関わることを明らかにしました。この成果は、2022年8月29日にイギリスの科学誌「The Plant Journal」のオンライン版に掲載されました。


閲覧数:22回0件のコメント

最新記事

すべて表示

アブシシン酸内生量を制御し、コムギの穂発芽耐性を高める

収穫前の種子が母体上で発芽してしまう「穂発芽」は、種子の収量と品質、そして種子製品の品質を著しく劣化させます。このため、コムギなどの穀類栽培、作物の採種の現場では、穂発芽による被害が大きな問題となっています。たとえば、パンやうどんの原材料であるコムギの種子は初夏に成熟します...

大森涼葉さんが大学院共同研究で行った研究の論文が出版されました

2020年春に修士課程を修了した大森涼葉さんが、広島大学の田中若奈先生、東京大学大学院の平野博之先生のご指導の下に行ったイネの胚珠形成のしくみに関する論文がDevelopment誌に発表されました。 この研究では、イネの花の幹細胞維持に必要な遺伝子、TAB1を発見し、幹細胞...

第23回穂発芽研究会ワークショップ開催

毎年1回開催してきた穂発芽研究会ですが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、2020年の開催は残念ながら中止となっていました。 今年も、帯広畜産大学での現地開催を模索していましたが、研究会としては初のオンライン・ワークショップを2021年11月6日に開催しました。開催に当た...

Comments


bottom of page