top of page
検索
kawakami41

川上が国際種子科学会の日本代表に任命されました

 2019年9月25日にオランダで開催された国際種子科学会(ISSS: International Society for Seed Science)の年次総会において、植物分子生理学研究室の川上が、国際種子科学会の地域代表(日本)に任命されました。

 国際種子科学会(ISSS)は、自然界でも作物生産においても重要な植物の種子に関する科学的な理解を深めるため、研究の促進、成果の普及、研究者間の交流を目的として1999年1月に設立された国際学会(英国に本拠を置く非営利組織)です。ISSSでは3年に1度の国際会議に加え、種子の寿命、生態学、分子生物学に関する国際会議を主催し、さらに関連する国際会議の開催を援助しています。また、国際専門誌として、Seed Science Research誌を発行しています。


 これまで、ISSSの地域代表は、英国・アイルランド、オーストラリア・ニュージーランド、北アメリカ、中央・南アメリカ、中東、アフリカ、西ヨーロッパ・スカンジナビア、東アジア・ロシア、中国・日本の9名で、日本については中国の研究者が代表を兼ねていました。今回、日本に独自の代表を置くことになったのは、日本における先端的な種子研究が世界から注目されていることの現れと考えています。

閲覧数:3回0件のコメント

最新記事

すべて表示

アブシシン酸内生量を制御し、コムギの穂発芽耐性を高める

収穫前の種子が母体上で発芽してしまう「穂発芽」は、種子の収量と品質、そして種子製品の品質を著しく劣化させます。このため、コムギなどの穀類栽培、作物の採種の現場では、穂発芽による被害が大きな問題となっています。たとえば、パンやうどんの原材料であるコムギの種子は初夏に成熟します...

休眠から発芽へのタイミングを決める遺伝子の働きを発見

大学院博士後期課程の鄭李鵬さんは、生命科学科の吉竹悠宇志助教、吉本光希教授、理化学研究所の瀬尾光範チームリーダー、農研機構の杉本和彦博士との共同研究により、イネの穂発芽抑制に働く遺伝子(Sdr4: Seed dormancy...

大森涼葉さんが大学院共同研究で行った研究の論文が出版されました

2020年春に修士課程を修了した大森涼葉さんが、広島大学の田中若奈先生、東京大学大学院の平野博之先生のご指導の下に行ったイネの胚珠形成のしくみに関する論文がDevelopment誌に発表されました。 この研究では、イネの花の幹細胞維持に必要な遺伝子、TAB1を発見し、幹細胞...

Comments


bottom of page