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kawakami41

2019年度の修士論文発表会は2020年2月21-22日、卒論発表会は次の週の25日(火)に行われました。


卒論発表会の後は、例年生命科学科および専攻の学生、そして教員や研究員が一堂に会して懇親会を行ってきましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中、やむなく中止となりました。


この状況の中、大変残念でしたが、追いコンも中止となりました。

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2019年度の第18回日本農学進歩賞の受賞者に、生命科学科の助教、藤茂雄氏が選ばれました(http://www.nougaku.jp/award/award1.2019.html)。

日本農学進歩賞は公益財団法人農学会が主催するもので、農学の進歩に対する顕著な貢献が表彰の対象となります。表彰される業績課題名は「根寄生雑草ストライガ防除に向けたストリゴラクトン受容体の研究」です。ストライガなどの根寄生植物は作物の収量に壊滅的なダメージを与えますが、特にアフリカ等で猛威を振るっています。ストリゴラクトンは植物の枝分かれなどに関わる植物ホルモンですが、ストライガの種子は作物の根から土壌に浸みだしてくるストリゴラクトンを感知して発芽し、効率的に作物の根に取り付きます。藤氏は、この根寄生植物に特有な発芽誘導機構をモデル植物のシロイヌナズナで再現することに成功し、ストライガのストリゴラクトン受容体を発見しました。また、ストライガ種子の発芽を特異的に抑制する物質を選抜するなど、藤氏の研究成果は根寄生植物を防除する技術の開発に大きく貢献すると期待されます。

授賞式および受賞講演は2019年11月22日(金)の午後1時から、東京大学の弥生講堂で行われました。

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 2019年9月25日にオランダで開催された国際種子科学会(ISSS: International Society for Seed Science)の年次総会において、植物分子生理学研究室の川上が、国際種子科学会の地域代表(日本)に任命されました。

 国際種子科学会(ISSS)は、自然界でも作物生産においても重要な植物の種子に関する科学的な理解を深めるため、研究の促進、成果の普及、研究者間の交流を目的として1999年1月に設立された国際学会(英国に本拠を置く非営利組織)です。ISSSでは3年に1度の国際会議に加え、種子の寿命、生態学、分子生物学に関する国際会議を主催し、さらに関連する国際会議の開催を援助しています。また、国際専門誌として、Seed Science Research誌を発行しています。


 これまで、ISSSの地域代表は、英国・アイルランド、オーストラリア・ニュージーランド、北アメリカ、中央・南アメリカ、中東、アフリカ、西ヨーロッパ・スカンジナビア、東アジア・ロシア、中国・日本の9名で、日本については中国の研究者が代表を兼ねていました。今回、日本に独自の代表を置くことになったのは、日本における先端的な種子研究が世界から注目されていることの現れと考えています。

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